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入学前
Aさん(2年男子)は知的な遅れがあり、
現在3歳児程度の知能と判定されている。
入学前の答申では、
養護学校が適切と言われた。
でもお家の人は公立小学校の
特別支援学級を選んだ。
理由は、Aさんのお兄ちゃんが
6年生(通常学級)にいること。
兄弟一緒に同じ小学校に通わせたい、
そういう願い。
もう一つの理由は、
お母さん方の祖父母が
特別支援学級を嫌がったこと。
入学後の様子
入学当初は国語、算数は
特別支援学級で学習し、
それ以外は学習も生活全般も
通常学級で過ごしていた。
けれど、徐々に通常学級にいることを
嫌がるようになった。
やはり内容が難しい。
ついていけない。
45分間の授業を“我慢”して
過ごさなければならない。
その時間を、マンツーマンあるいは
少人数のクラスで、Aさんに適した内容を
学習する方が、Aさんにとって有意義な
学習となるはずだ。
Aさんにとって、これから生きていくための
将来的な学力や生活力を
身に付けて行くことができる。
でも、
それは特別支援学級では限界があるのだ。
養護学校であれば
養護学校であれば、
少ない子どもたちのグループに
例えば担任が1〜2人付き、
手厚い指導が受けられる。
また、時間の枠もゆったりしている。
また、建物の構造なども
それに特化したつくりになっている。
例えば、階段、エレベーター、トイレなど。
どちらを選ぶべきか
来年度3年生になるAさん。
担任はお家の人に養護学校を勧めているが
養護学校を選択する決心は
難しいようである。
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