自閉症スペクトラム障害Aさんの6年間の成長!【part1】池や原っぱを駆け回っていたあのころ

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現在のAさん

Aさん(男子)は現在中学1年生。

地元の中学校で勉強や部活を

がんばってるらしい。

小学校に入学してから卒業するまで、

6年間の付き合いになる。

小学校入学のころ

入学したてのころ

Aさんは、人を人として

認識できていなかった。

身近な家族のことは認識している程度。

保育園からの友達も

保育園の先生の名前も知らなかった。

学習しようにもままならず、

まず、じっと座っていられない。

鉛筆で書く活動なんてとても無理。

興味のある物で遊ぶか、

または、外へ虫探しに行くか。

プリントを見せて何か問題を

させようとしても全くしない、嫌がる

嫌がってわめく。

なんとかなだめすかせて

45分間に1問だけ解くのが精一杯。

学習の能力は高いのだが。

体育の時間はこれまた大変。

着替えるのに30分。

一緒に付いて行って

体育を5分もすれば

嫌がって戻ってしまう。

そしてまた、着替えに20分。

自分で着替えられるのだから

自力でさせたいのだが、

そんなことをしてきたら

日が暮れる、ホントに。

仕方なく手伝うことになる。

特別支援学級の1クラスの定員は8人。

Aさんだけに手がかけられない。

給食は好きなものだけ食べたら

片付けもせずに中庭へ行ってしまう

掃除なんてもちろんしない

夢中になることは

中庭にある池のまわりと鯉やアメンボ

裏庭の原っぱで虫つかみ、

この2つ。

Aさんへの対応について

いろいろ相談した結果、

午前中はまず

Aさんがやりたいことをたっぷりと

させることにした。

堪能したあと、少しだけ国語と算数。

通常学級での授業の参加は成立しなかった。

Aさんの小学1〜2年生はほぼこのような生活であった。

Aさんの変化のきざし

Aさんが3年生になるころ、少し状況が

変わってきた。

以前ほど裏庭の虫とりに興味を

持たなくなったのだ。

それよりも図書室で図鑑などを

見るほうが好きになってきた。

集中するといつまでも見ている。

この頃から、20分程は、

すわって落ち着いて学習することが

できるようになってきた。

Aさんなりの成長だろう。

そして、たっぷりと好きなことを

堪能させたのが良かったのかもしれない。

つづきは次回の投稿で

Aさんの今後については、次回の投稿にて

お伝えします。

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