5年生のAさん
Aさんもいよいよ5年生。
高学年の仲間入り。
このころには、Aさんは
パニックを起こすこともほとんどなく、
通常学級での活動にも
落ち着いて参加できるようになった。
しかも、通常学級での学習を
きちんと45分間受けてくるし、
挙手して発表したり、
ディベートで白熱したり、もあるとか。
特別支援学級では、
国語と算数の課題をちゃちゃっと済ませ、
残りの時間は、
お気に入りのゲームの話をしてくれる。
相手が興味を持っていてもいなくても
延々と話し続ける。
そこは特性。
時折、「ボクの言ったこと、分かる?」
と尋ねてくれる。
優しいのだ。
3月、
6年生の卒業をお祝いする会では
会場の飾りつけ担当になった。
自分の好きなポケモンの絵を描いて
飾っていた。
「この絵、気に入ってくれるかなあ」
と少し不安そうだったが、
楽しく活動できた。
6年生のAさん
6年生になると、更に
覚悟がでてきた。
6年生は、1年生の給食のお世話を
することになっているが、
それにもきちんと参加できた。
掃除の時間には決められた場所を
きれいにほうきで掃く。
1、2年生のころからは
想像できない姿。
時折、学習活動の指示が分からずに、
混乱してパニックになることはあるが、
それ以外はスムーズに活動できた。
修学旅行。
グループ活動はできなかったものの、
担当の先生と
いろいろなアトラクションを楽しんだ。
日々の活動とイベント活動
どちらもAさんを成長させるのに
十分に成果を果たした。
小学校卒業後の進路
卒業後は、地元の中学校の
特別支援学級に進学した。
中学校でも、大きなトラブルなく
学習に打ち込んでいるそうだ。
日々の学習や生活を大事にしつつ
細かいことに一喜一憂しすぎず
長いスパンでの成長を見ながら
子どもに関わっていくことの重要さを
Aさんとの関わりから学んだと思っている。
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